2020年02月07日

髪の毛が抜け始めました

去年の10月半ばから始まった、私の抗がん剤治療。
直後は副作用のつらさも全く感じなかったのに、
2週間後の血液検査はとんでもない数値になっていた。

2019年10月下旬~11月初旬

※ 白血球   (基準値3300~8600) これが 680
※ 好中球(%)(基準値38.3~71.1) これが  10.4
※ 好中球(#)(基準値1570~5780) これが  70

突然口内炎が始まり、親知らずまでもが痛くなって
ごはんが食べられなくなったのもこのせいだった。
これ以上抵抗力が落ちると感染症にもかかりやすく治療も遅れてしまう。
下がった白血球を上げるため、3日間連続で皮下注射に通う。

そして、11月初め、思っていたよりも早く髪の毛が抜け始めた。
朝の枕カバー。
私の頭を覆い守ってくれた髪の毛に、「ありがと。バイバイ。またね」 
この先、コロコロクリーナーの替えのテープがたくさん要るなぁ。

ほどなく、2回目の抗がん剤治療入院。

中3日間は点滴で脱力感がひどく食欲が落ち、
退院の日はわがままを言って友人に迎えに来てもらった。

この頃から一層ひどくなったのが、味覚障害とトイレコントロール。
好きなラーメンも親子丼もシチューも、ちっともおいしく感じられない。

4日以上もお通じがない時はお腹が張るばかりでなく、
まるで亀の甲羅を背負っているように背中や首や腕までバキバキと痛む。
ああ、食べるのも大変! face10 出すのはもっと大変!!

パジャマのズボンのゴムは全部入れ替えたけど
、ゴムのゆるいソックスを履いても足首に跡がついてむくみが取れにくく、
回復に3日もかかる状態。

副作用で体中が悲鳴を上げている。 でも、でも、負けてたまるか!

♪~ 越えてゆけ そこを  越えてゆけ それを
   今はまだ 人生を 人生を 語らず    (by吉田拓郎)


できないことばかりを嘆くのは嫌だ。早くスイッチを切り替えなければ。
体調とお天気のタイミングを見計らい、ようやくクルマで出かける決心をした。

face02 11月15日。 実に2ヶ月ぶりの運転だった。


  


Posted by レイア at 07:22抗がん剤治療

2020年02月06日

ばっかじゃないのと言われて

しんどいことばかり並べ立て、face10 ちっともお役に立てないこのブログ。
読んで下さる方にも重すぎて、ちょっと大変かもしれませんね。

その場合は、どうぞスルーしちゃってください。
私はただ、
心の内をわあっと吐き出せる場所が欲しいだけかもしれません。

さて、ブログを読んでくれた友人が
「ばっかじゃないの?」と呆れた、2月2日更新の「ええかっこしーの後悔」。

diary あの時の反省点と対策をしっかり書いておきます。

1.退院後に体調の変化があれば、すぐ外来へ電話を入れること。 
  夜間・休日であっても緊急外来につながり、適切な指示をしてくれます。
  治療中の患者なんだから、ゼッタイに遠慮なんかしちゃダメ。
  痛みが少しでも和らげば気持ちだって楽になるんだから、病院を頼ること。

2.バッグは手元に置き、お財布には現金20,000円以上は入れておく。
  急にタクシーを呼ぶことになってもバタバタと慌てないために。
  あの時私はバッグを放り投げ、お財布の中身は3000円位だった。
  (病院までは少し遠く、タクシー代は片道¥2400かかるんです)

3.もらった薬をひとつずつ点検し、これもすべて手元に置くように。
  すぐには使わなくても、あとでその中の薬が役立つ場合もあるので。
  実はもらった薬の中に「強い痛み止め」があったことをあとで発見し、涙。
  もっと早く気が付けば、3日間も痛みで苦しむことはなかったんです。


もう一つ、2回目の手術の後に担当看護師から、
「シャンプーはベッドに寝たままできますよ」と言われ、お願いしたとき。

彼女はよ~くマッサージしてあげたいと思ったんでしょう、気合が入っていた。
その気合が私には強すぎ、頭をグルグル動かされて目が回った。
それを弟が見ていたから、ここで私が騒げば、
彼女の看護師としてのプライドを傷つけるんじゃないかと思い、
「もっと弱く」が言えなかった。

ばっかでしょう? 患者がそんなに気を遣ってどーすんの?

今は無理しなくていい。我慢もしなくていい。

自分がどうしたいか、どうしてほしいかを素直に相手に伝えることで、
問題解決になることがたくさんあるように思います。

さてさて、最強寒波がやってきています。
きょうの長野市は、日中の予想最高気温が、なんと 1℃。 

face02 フルグラ食べたら、
南極越冬隊のような恰好でゴミ出しに行ってきますね。


  


Posted by レイア at 07:40自宅療養

2020年02月05日

電子レンジのない生活

face02 おはようございます。 きのうの話なんですけどね。

朝のニュースを聞きながら、大根の皮をむいた。
前日に買ってきた焼き芋の残りも、おやきもおにぎりも焼売も、
レンジが壊れていてはチンができない。

朝ごはんは何か温かいものをお腹に入れたいので、
¥98で買った大根を使い、具沢山の汁椀にしようと思ったのだ。
人参とネギの青い部分も入れれば赤白緑でカラフルになるし、
そこへジャンボ焼売を崩しながらぶっこむ。
うふふん・・・・、icon22 我ながらひらめくねえ。

お料理が苦手で気の短い私は、
どうせ独り暮らしだからとスーパーのお惣菜に頼ったり、
冷凍食品やインスタントで済ませることが多かった。
その方が生ごみは出ない。
いや、代わりにプラごみはすぐ袋いっぱいになる。

でも、今度の体験で食生活の見直しの必要性を本当に強く感じた。
「自分の体は食べたものでできている」を実感した6ヶ月。
自分のこの先の健康と環境問題を合わせて考えれば、チンばかりじゃなく、
食事はできるだけ自分で作るようにしなければと思った。


で、味見をしてみると・・・、んん??




スーパー味オンチが、さらにウルトラ味覚障害になったせいで、
こんなに不思議な味なのかしら?

冷蔵庫を開けて確認すると、「めんつゆ」を入れたつもりだったが、
私が使ったのは横に並んでいた face08 「味ぽん」だった。

そう来たか~!!
んじゃぁ、トマトをぶっこんで、思いっきりトマト味にしてしまえ~!!
自分で作ったものは、自分で責任もって完食すべし。

不思議な味のコンビネーション! そう、お料理はイマジネーション!

結局、朝ごはんだけでお鍋を空にした自分の食欲に呆れるばかり。
そこは、午後のウォーキング6000歩で
なんとかチャラにしてもらいたい。icon10


  


Posted by レイア at 07:15日々の出来事

2020年02月04日

抗がん剤治療が始まる

抗がん剤治療については、とにかく不安しかなかった。
副作用がきついということをしばしば耳にしていたし、
また個人差がかなり大きいということも言われていたからだ。

私の場合、スケジュールは21日間を1クールとし、
最初の5日間が治療入院。
入院の翌日から点滴による治療が始まり、
残り16日間が自宅療養で、これを6クールと説明された。

2019年10月中旬 1回目

血液と尿の検査をして、午後2時に入院。

翌朝6時から退院の日の朝6時まで、尿量を測定することに。
500ccの目盛が付いたカップに尿を採り、専用の測定器で図るもの。

夜寝る前に吐き気止めを飲み、翌日の10時頃から点滴がスタートした。
500㏄のパックが2時間、これを7パックするので14時間。
途中の交換で手間取るとそれ以上の時間になる。

引きずり込まれるようにやたらと眠い。face04
そのうち頻繁にトイレに立つようになり、そのたびに尿測し、
気が付けば点滴の終了が夜中の零時をはるかに過ぎている。
ぐったりしたあとも2時間おきのトイレで、熟睡できなかった。

翌日、翌々日も吐き気止めを飲み、別の薬を、ほぼ8~10時間で点滴。
最終日にリハビリを入れてもらい、大きな歩幅で歩く練習をした。

ありがたいことに吐き気はなく、まだ食欲も落ちていない。
副作用自体は思っていたほどつらくない、というのが正直な感想だった。

5日間の治療入院を終えて帰ると、
夕方心配した義姉が愛知県からお見舞いに来てくれて1泊。

お掃除は義姉に頼んだものの、ごはんの用意もお洗濯も自分でできたし、
退院から6日後の誕生日には友人と美術館に行き、ランチを楽しんでいる。
その3日後には、ハープ仲間二人がお茶しに来てくれた。

階段の上り下りに少し時間がかかる程度で、
これなら楽勝だわと思っていたところ月末になって口内炎ができ、
白血球の数値がガクンと落ちた。 face03


  


Posted by レイア at 07:50抗がん剤治療

2020年02月03日

恵方巻なんか買わない

近くのスーパーのお惣菜に飽きたので、
午前中はクルマでツルヤまで行くと、恵方巻売り場が混んでいました。

そしてさっき、買い忘れがあったのでいつものスーパーへ寄ってみると、
ここでも何種類もの恵方巻が、まるでお正月商品のように積み上げられている。

誰が買うの?え?みんな買うの?
私は自分の馴染みのないものを、
これは節分という風習だからと押し付けられる感じがして嫌だなぁ。

長野には、恵方巻を食べるなんて風習ありませんよ。

バレンタインやハロウィンのように、
誰かがキャンペーンを打ち出して商業的なブームを作ったんでしょう。
コンビニではノルマ、売れ残り、食品廃棄、人員確保、営業時間などの問題が
深刻さを増しています。
でも、シーズンごとのキャンペーンが近づくと前年度より高い目標設定で、
結局は売り場担当者が発注せざるを得ないのか、負のスパイラルですよね。

近くのスーパーの恵方巻の量ったら、ハンパじゃなかった。
売れ残ったらパートさんが原価でお持ち帰り、なんてならないといいけど。

私は独り暮らしが長いので、孤食の寂しさにはもう慣れました。
体調イマイチにつきまだ自分で何か作ろうという気にはなれませんが、
じゃ好きなものならと思って買ったのがこちらです。

※ やきいも
※ 輪切りの玉ねぎのおやき
※ お赤飯のおにぎり
※ 大粒肉シュウマイ

これで何日かは持ちこたえる。

face08 あ、しまった! レンジが壊れてるの、忘れてた!?


  


Posted by レイア at 17:11日々の出来事

2020年02月02日

ええかっこしーの後悔

どうも私には、必要ないときに「ええかっこしー」をする癖がある。
本音と建前のせめぎ合いと言えば聞こえはいいが、
「自分が今どうしたいのか、どうしてほしいのか」を
相手にハッキリ伝えられず、後悔し、自己嫌悪にも陥る。

去年のあの時もそうだった。

2019年10月初旬 退院

両脚のむくみも気になり、
本音を言えばあと2~3日は入院していたかったが、
このベッドが空くのを誰かが待っていると思ったのも決して嘘ではない。
迷いながら私は退院を決め、11時に弟に迎えに来てもらった。

帰り道、書店とスーパーに寄ってほしいと告げ、クルマを駐車場へ入れる。
英会話のテキスト1冊くらい、なぜ買ってきてと頼めなかったか?
スーパーの買い出しもメモを書いて渡せば済むことなのに、
なぜ杖も使わず無理して歩いて見せたか?あんなにしんどかったのに。

お昼はなんとか食べて、あとはパジャマに着替えてベッドの中。
夕方になって、それは突然現れた。

トイレに行こうとベッドの右側から降りようとした時だった。
face08 突然右脚の付け根に、ぎぐっ!! ぎゃあ!
左脚の痛みを最高10で数えると、これは11!?あの杭を打たれるような。

閉鎖神経麻痺は左側だけだったはずが、
左脚をかばうために右脚がどんだけ頑張っていたか、この時に分かった。
なんとか右脚を戻して仰向けの体勢にしてもダメ。
どうやってもその痛みは治まらない。
マイった。 ドキドキして汗ばみ、喉もカラカラになってきた。

この時間帯は、隣の弟も義妹も出かけている。誰ひとり助けてはくれない。
じゃ、病院へ電話する?でも、さっき退院してきたばかりだよね?
じゃ、救急車を呼ぼうか?でも、同乗者がいないとダメなんだよね?

なすすべもなく、そのまま義妹が帰ってくる夜8時頃までじっと待った。
彼女には、「ごめんね、ちょっと動けなくて。
2階の冷蔵庫のそばに小さなクーラーボックスがあるから、
そこに保冷剤とお茶を入れて持ってきて」とだけ頼んだ。

彼女は本当にそれだけをして、戻って行った。

「悪いんだけど、脚をさすってくれる?タオルを濡らしてきてくれる?
杏仁豆腐なら横向きで食べられるかな?」
頼みたいことはいくつもあったのに、私は彼女に遠慮した。
介護のエキスパートである義妹に、だ。

それからは、むくんだままの左脚に重心を掛けて右脚をかばい、
その右脚を引きずりながら転ばないように注意して廊下をつたわり、
トイレに行った。

15日間の入院のあとの自宅療養最初の3日間はこんなふうにして始まり、
どこにもSOSは届かず、私はただただ孤独に耐えることを学んだ。

近くのスーパーまで行けるようになったのが7日目。
12日目の夜から長野は台風19号に襲われ、
翌日の日曜日に千曲川の堤防決壊という被害の大きさに驚く。

そして、10月中旬から、いよいよ抗がん剤治療が始まった。


この時期に嬉しかったことは・・・・

友人にマッサージ用ローションを頼み届けてもらうと、
ドアにかかった袋の中には北海道土産の美味しいクッキーまで入っていた。
茨木県の同級生からはお嬢さんの手作りのポーチが届き、
新潟のいとこから、すぐに食べられるような海産物のクール便。

友人たちからの励ましのやメールや電話に、
決して一人ではないと思えた瞬間、本当にボロボロ泣けた。

face02 参考までに

家から出られなかった最初の6日間は「宅配のお弁当」を注文しました。
手数料は取られますが、1個からでも配達してくれます。
お弁当箱が毎日違うバンダナに包まれていることに、ほっこりしました。


  


Posted by レイア at 08:15自宅療養

2020年02月01日

長野でもマスクがない!

「マスクの着用をお願いしますね。そこにも販売機はありますよ」

土曜日の病院はお休みなので、どこも閑散としている。
1階受付では男性の担当者が一人、見舞い客の対応に追われていた。

きのうでようやく長かった抗がん剤治療を終えた私は、
きょうは10:30のお迎えを弟に頼んであった。
15分前にはバッグを持ってロビーに降りソファーで待ったが、
自動ドアが開くたびに冷たい風が吹き込んできてたまらない。

10:30・・・、10:45・・・、11:00。 
う~ん、さすがの私もちょっと限界なのでショートメール。

「何かハプニングでもありましたか?お迎えをお待ちしてますが・・・」
「あ。face03 わりい。すぐ行きます!」

11:25、弟到着。
早朝の資源ごみ立ち合い時に想定外のことが起きて、
ぽ~っと忘れたらしい。
私がイライラしなくなったのも、
今回のことで弟に協力してもらったことが本当に嬉しかったから。

治療中も点滴の針がなかなか入らず、
別の看護師を呼びやっと4回目に成功というケースが何度かあった。
最初はイライラして心の中で「下手くそ!」と思ったけれど、
病院の中でいろんな人を見てきたせいなのか、
次第に人に対して寛容になれる自分がいた。

「あのさ、コロナウイルス騒ぎで薬局にマスクないんだよね。
 近所のドラックストアでも品薄状態」

「そうなの?あれは情報が混乱してるし、確かに脅威だよね」

「箱入りマスクはもう欠品でさ、その店では7枚入り¥350ってのが、
 お一人様3袋までだって」

「1枚¥50じゃ使い捨て無理だね。
 私は入院前に安いの買ったけど、耳のゴムが痛いタイプだった」
「そうそう、買うときによく確認しないとね」


マスクで思い出すのが、プレバト俳句でおなじみの村上健志さん。
私が彼の俳句のファンになった初めての作品がこちらです。

「テーブルに君の丸みのマスクかな」
君の丸みのマスク・・・「ま」と「み」のリフレインが可愛くて、
icon06 胸きゅんしました。


世界中に感染拡大しているコロナウイルス。
正確な情報を求めるとともに、
これ以上死者が出さない対策と一日も早い収束を願うばかりです。


  


Posted by レイア at 16:52新型コロナ