2020年01月17日

精密検査 結果説明

私は3人兄弟の真ん中で、兄夫婦は愛知県在住。
弟夫婦と私は1軒の家を壁で仕切って暮らしているので、お互いにお隣さんというわけです。(2世帯住宅というよりは、アパートみたいな構造の家なんです!)

私は最初から仕事が多忙な義妹に遠慮して、まだ弟の方が時間的な調整ができると考え、今回の入院に関することはすべて弟に頼みました。

face07 緊急時のキーパーソン。

正直言えば、一人暮らしの私はこんな時だからこそ隣に住む義妹にサポートを頼みたかったんですけどね。
でも決して仲が悪いという意味ではなく、単に仲が良くないという状態。
一方的に彼女のさっぱりした性格ばかりを責められない。
これは、普段から良好な信頼関係を築いてこなかった私自身に責任があると反省しました。

2019年7月某日  家族同席での説明

「なんかよく分からないね」

主治医からMRIの画像を見せられた時の私と弟の感想。
とても小さくてぼやけていて、これががんだと言われてもにわかには信じがたい。
CT検査では、今のところ他への転移はないというのでまずは安心。

説明書には、「子宮体がんステージ1期の疑い」と書いてあった。

手術の方法は2通りで、
A: 腹腔鏡下手術(内視鏡)による子宮と卵巣の摘出  または
B: 子宮・卵巣の摘出および骨盤内および傍大動脈リンパ節の切除

切除の範囲も進行期(ステージ)の確定も、実際に手術をして組織を迅速検査してからになる、との説明を受けた。
いずれの方法になるかは、手術前日の午後にははっきりするという。

何をおいても、初期のがんであることにほっとした。

両親に余計な心配を掛けずに済んだわけだし、もし今回の人間ドックで子宮がん検診のオプションを選ばなければ発見は何年か先になっていたかもしれない。

「なんで私が?」とか「なんで今?」と一度は思ったけれど、本当にこのタイミングで良かったんだと自分に言い聞かせた。

その時は手術の危険性と合併症のページはよく確認もしないまま同意書にサインし、日程はバタバタと決まり、手術はそれから6日後になった。


face01 参考までに
 
スマホもパソコンも持っていない私は情報の収集が難しく、遠くの友人に相談しても不安は大きくなるばかりでした。
書店で本を探したのですが、棚には乳がん、胃がん、肺がん関連のものが大半で、子宮がんの本は見つからないんです。

早速注文を入れて取り寄せたのは・・・・

よくわかる最新医学シリーズ
「子宮がん」  頚がんと体がんの診断・治療・生活 
主婦の友社 本体価格 ¥1500 
 

平成30年4月1日発行なので、何より情報が新しく信頼できます。

ネットの情報はあまりにも多すぎます。
ただでさえ一人暮らしでがんになったという状況だけでパニックになり、調べれば調べるほど何を信じたらいいのか分からなくなる人も多いと思います。
私はアナログ人間ですから手元に本があるというだけで安心し、本当にこの1冊だけで必要な情報は充分に得られました。 face02


  


Posted by レイア at 09:06精密検査

2020年01月15日

精密検査 結局5回

2019年7月2日(火)

「先日の結果ですが、陽性で子宮内膜腺がんの疑いがあります」

さらに詳しい検査をする必要があり、その結果が出るのにまた2週間もかかると言われ、私はそんなに悠長にしていられないと答えた。
すると別の病院を紹介してくれて、翌日にはその病院から電話が入り、再び精密検査の日が決まった。


2019年7月某日 紹介された病院で

今回は診察前にちゃんとトイレを済ませて、前の病院での精密検査がとても痛くてつらかったことを話した。

「それなら、別の日を設けて、全身麻酔をしての検査にしますか?」
「あ、いえ。 一日でも早いほうがいいので、きょうお願いします」

覚悟を決め、再び診察台。あの姿勢。

「はい、力を抜いてください。お尻はペタンとつけた方が痛くないですよ」

なるほど、そーなんだ。経験不足でそんなことも知らなかった。
気を遣ってくれたのか、検査は割とスムースに終わった。

「自覚症状、つまり不正出血はありますか?」
「いいえ、全くありません」
「う~ん、それならがんではないと思いますけどねぇ・・・」

この時、確かに医師はそう言ったんですよ。
嬉しくなった私は病院のレストランでランチを楽しみ、「大丈夫みたい!」と早速弟にメールしてるから。
 
ところが、後日結果が出ると、
「子宮体がんですね」

あまりにあっさり言われ、実感がわかない。 そりゃそうだ。信じたくないもの。
腫瘍マーカーだってずっと正常値だったし。

そして主治医が決まり、
「前回、採取できた組織の量が少ないので、もう一度検査しましょう」などど言われ、3回目になる組織細胞診。 
え・えー?? 勘弁してよお。 痛みをじっとこらえた。


このあと、日を改めてMRI検査とCT検査。
初診の日から3週間後にようやく家族への説明の日が決まり、心配する弟に同席を頼んだ。


face01 参考までに この病院での精密検査すべての費用⇒ 約 ¥34,000

☆MRIは、腫瘍の状況や骨盤内での広がり具合や、良性(筋腫)か悪性(がん)か、子宮筋層にどれだけ浸潤しているかを検査します。
進行期(ステージ)の判別にも有効です。 

☆CT検査は、首から足までの広い範囲で、肺、肝臓、すい臓、脾臓などやリンパ節転移をしていないかを調べます。  

私はてっきり、首から足までなら胸部も診ることができ、これで乳がんチェックも可能だと思っていました。
ところが主治医に確認したところ、マンモグラフィー検査は必要なので、別の機会に必ず受診するようにと言われました。



  


Posted by レイア at 13:25精密検査

2020年01月14日

精密検査1回目

子宮頸がん検査で異常が見つかり、私は精密検査を受けることになった。
まだこの時点ではがんは確定していない。


2019年6月19日(水)

朝起きたあとに一度トイレに寄ったきり、病院へ着いてからはかなり緊張しながら、待合でひたすら呼ばれるのを待った。

渡されたドック健診の結果表には、「子宮頚部に腺系の異形細胞多数あり」
何だか訳の分からない不安に襲われる。


婦人科の電動診察台。 ああ、オートマチックに両脚が開いていく。

この格好が嫌で、特に男性医師に診られるのが嫌で、私はこれまでいい歳になっても定期的な子宮がん検診を受けてこなかったのです。

「い、痛いです」 思わずお尻が逃げてしまう。
「もっと力を抜いてください」

「いえ、ちょっと、あの・・・・・・」
ダメだ。直前にトイレに行っておけばよかった。
今ここで力を抜いたりしたら、大変なことになってしまう。icon10icon10

「体がん検査もしますからね」
とにかく何でもいいから、早く終わってほしい。

「う~ん、狭いなぁ」
何やら器具のようなものを挿入されている。 無理、無理!!

「本当に痛いです」
「命にかかわる検査なんだから我慢してください!!」
「・・・・はい・・・・」

痛みと恥ずかしさで、気が遠くなる一歩手前。
でも、絶対に漏らしてはならない。


「終わりましたよ」 看護婦さんの声。
「中のガーゼは帰宅して1時間程したら自分で抜いてください。
 それは痛くないですからね」

診察台から降り、フラフラしたままトイレに駆け込む。
出てくると「大丈夫ですか?」と聞かれたので、
私はためらわず「すみません。少し休ませて下さい」と返事をしました。


1時間後に再び診察室。
あれ?まだいたんだ?というような顔をした医師にガーゼを抜いてもらう。
痛いじゃん! 擦れてヒリヒリして、痛いわよ。 


結果は、これまた2週間後の7月2日(火)と言われました。
義姉に話したり友人にメールしたり、その2週間のなんと長かったこと。


face01 参考までに 本日の検査費用⇒ 約 ¥9,000

☆ 婦人科の健診の時には、念のため直前にトイレに行っておきましょう。


  


Posted by レイア at 13:20精密検査