2020年02月15日

髪の毛がなくなっても

朝の4時頃、やけに耳が冷たいなぁと感じて目が覚める。
首も頭もスースーしている。
被っていたはずの帽子が、また頭からすっぽり抜けて枕の上に残っていた。

抗がん剤の副作用で髪の毛が抜け始めると、
毎朝のコロコロペタペタが日課になっていった。
お風呂の時は、赤ちゃんの頭を洗うようにそおっと触って、
髪の毛が流れていく床はなるべく見ないようにした。

きれいなツルツル頭になりたいと思っても、そううまくはいかないもの。
両サイドの頭皮の黒いシミは、まるで白髪染めの失敗のようだ。
(ゴルバチョフのシミはカッコよかったよね)

わずかに残っている髪の毛は、頭頂部から頭全体を覆うように
時々ふわふわぁっと揺れてちょっとかわいい!

まだ髪の毛がある時に買ってしまった帽子が10枚。
髪の毛がなくなってからはゆるくブカブカになって、
前の部分を二つ折りしなければならなくなった。
とにかく頭が寒いので、
昼間はもちろん、夜も帽子を被ったまま寝るようにした。

また、鼻毛も抜けてしまったので、鼻の中がかぴかぴと乾いてしまう。
加湿器を持っていないため、ちょっとした工夫は、
寝る前に濡らしたタオルをベッドのそばに広げること。

髪の毛がなくなっても、
赤紫色に変わった手足の爪はやっぱり伸びてくる。
せっかく伸びてきた爪を見ていると、
すぐに切ってしまうのがもったいないような、愛おしいような不思議な気持ち。

これから外で人と会うようになった場合、
帽子を被っているとかえって気を遣わせてしまうだろうか?
自然なショートのウィッグにした方がいいだろうか?

どうでもいいことで悩むのも、ストレス。
髪の毛(眉毛もまつげも)がなくなったのは、私が頑張った証拠!

せっかくの帽子を日替わりで楽しみ、笑顔で人に会えるようにしよう。 

                        (*^^)v


  


Posted by レイア at 15:03抗がん剤治療