2020年01月21日

ドッキリだと思いたかった

去年のお盆休み。
がんの手術を終え退院後も、嬉しくなるほど順調な回復ぶり。
このままゆっくり家で過ごして、9月からはしばらく休んでいた英語クラスへ復帰しよう、とテキストを出して考えていた。

「体調はどうですか?」
「おかげさまで良好です」
「この調子なら大丈夫ですね。あとは経過観察でいいでしょう」

そんな主治医とのやり取りを期待して、お盆明け(術後17日)に病院へ行った。


2019年8月のお盆明け

「体調はいかがですか?」
「おかげさまで良好です。左側の腿のピリピリ感がちょっと気になりますが」
「それは手術とは関係ないですよ」 主治医はパソコンを操作している。

目の前に死んだコウモリのような画像。なんてグロテスク!

「これが子宮ですけどね。実はMRIにはよく映らなかったのですが、手術後の組織検査で、子宮筋腫の後ろにがんが隠れていたことが分かりました。
そのがんがちょっとたちが悪く、子宮の半分以上に広がっていたんです。
転移の可能性が高いので、来月リンパ節郭清(切除)の手術をしましょう。
ステージも1つ上がりますから、そのあとに抗がん剤治療が始まります」

face08 ショックだった。ことばが出なかった。
顔は引きつり、椅子から転げ落ちそうになるのを必死にこらえた。

「5年後の生存率を少しでも高めましょう」と別室で説明されてもどう受け止めていいのか分からない。
どうしよう?代行を呼んで帰る? クルマの運転はとても危険だと感じた。

そんな私を心配して看護師が教えてくれたのが、がん支援ルーム。
相談員は私を優しく迎え入れ、1時間以上も私の不安な胸の内を聞いてくれた。

気分が落ち着いてくると、そうだ、髪の毛が抜けちゃうんだ、と現実に戻る。
早速支援ルームに置いてあるボランティア手作りの帽子(1枚¥500)を7枚も買い占め、ようやくクルマで家に戻った。


face02 参考までに

今はほとんどの大病院でがん患者へのサポート体制が整えられています。
特に私のような一人暮らしの場合は家に帰っても愚痴をこぼす相手はいないし、広く浅くの付き合いではすぐに駆けつけてくれる友人もいません。
個人情報は守ってもらえますから、支援ルームは遠慮しないで利用した方がいいですよ。
ただ話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなり、私は随分と救われました。

抗がん剤治療と聞いて私はすぐに帽子を買ってしまったのですが、そんなに急ぐことはありません。帽子やウィッグを買うのは、少し先の方がいいと思います。

それよりも、美容室に行ってショートヘアにすることを優先してください。
理由はまた後で説明しますね。  
  





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入院そしてがんの手術です
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Posted by レイア at 08:07 │がんの手術