2020年02月11日

抗がん剤治療 4回目

前回、書き忘れたことがありました。
昨年の11月下旬、3回目の抗がん剤治療入院の直前、
私は髪を切るため美容室に行っています。(1000円カット)

もっと早く気が付けばよかった。
入院中でも自宅療養の期間でも、
真っ白い枕カバーについた抜け毛は、長ければ長いほどショックが大きい。

2019年12月中旬 4回目

抗がん剤治療のスケジュールにも慣れ、
この点滴の後にはこんな副作用が起きるという予想もつくようにようになった。
朝食をパンに変えてほしいという希望も伝えた。
ただ、夜中のトイレ2回または3回は、その後もずっと続いて私を苦しめる。

退院後は強い倦怠感で、年賀状を書く気にもなれなかった。

両親が亡くなってから毎年弟が声を掛けてくれるようになった、
大晦日の食事会。
忙しい奥さんに代わってほとんどのメニューを弟が準備してくれたのに、
味覚障害のため正直なところ味はよく分からなかった。

義妹も甥っ子も私に気を遣っているのか、がんの話題には全く触れてこない。
それがありがたいようでもあり、反面ちょっとさみしくもあり。

とりとめもない話で笑ったけれど、私はその不自然さにいたたまれず、
「全部おいしかったよ。ごちそうさま」と言って早めに引き上げた。

家に戻ると、またいつもの一人。
「あんたね、今はのんきにしているけど、病気にでもなったらどうするの?」
母には、何度も何度もそう言われたっけ。

お風呂にも入らず、私は眠剤を飲んですぐベッドにもぐりこんだ。
がんの手術と治療でつらく苦しかった2019年から、
一刻も早く抜け出したいと、そればかりを考えて。





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Posted by レイア at 09:00 │抗がん剤治療