軽井沢のベアドッグ
6月26日(金)にNBSで放送された、
軽井沢のベアドッグ2年間の記録を見ました。
豊かな自然に恵まれた軽井沢では、
1999年くらいからクマが出没し問題となっていました。
その対策を委託されたのが、ピッキオです。
クマが捕獲された場合には麻酔で眠らせ、
生体調査をしてから発信機を付けて森の奥へ追い払う
学習放獣をしています。
ベアドッグは、クマを吠え立てる役目の犬。
田中純平さんはハンドラーとして、
犬たちと生活を共にしながら訓練を担当します。
2004年から活躍した初代ベアドッグのブレットは、9年後に急死。
2015年に、アメリカから1歳のタマを迎えました。
(犬なのにタマ? ブレット→bullet→弾丸→玉→タマ)
そのタマが2018年の春に、オス1頭、メス5頭の子犬を産みました。
田中さんはタマの母親ぶりを観察しながら
3代目のベアドッグを育てるための訓練をしていくのです。
2か月後に、ベアドッグの適正テスト。
そこで選ばれたのは勇敢なレナと、
仮死状態で生まれ最も体が小さかったエルフでした。
訓練を積み重ねた今年の6月、
2歳になったレナとエルフはベアドッグとして独り立ちし、
新しいハンドラーの井村さんも加わりました。
環境保護のため、人とクマとの共存を目指している軽井沢。
町の自然と町の人たちの安全が守られているのは、
ピッキオとベアドッグの地道な活動のおかげです。
軽井沢の森に元気な犬たちの声が響いたら、
頑張って仕事をしている3頭の姿を
どうぞ想像してあげてください。 (*^^)v
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